アジャイル開発は「短いサイクルで動くソフトウェアを届け続ける」考え方です。スクラムはその代表的なフレームワーク。IT面接・実務・転職で必須の基礎知識を整理します。
アジャイル(Agile)とは、2001年に発表された「アジャイルソフトウェア開発宣言」に基づく開発思想です。「変化に対応しながら、動くソフトウェアを継続的に短いサイクルで届ける」ことを重視します。
ウォーターフォール(従来型)
アジャイル開発
スクラム(Scrum)はアジャイル開発の代表的フレームワークです。3つの役割・5つのイベント・3つの成果物で構成されます。
👥 プロダクトオーナー(PO)
ビジネス価値を最大化する責任者。プロダクトバックログを管理し優先順位を決める。
🏃 スクラムマスター(SM)
スクラムプロセスを守るファシリテーター。チームの障害を取り除く。マネージャーではない。
💻 開発チーム
自己組織化されたクロスファンクショナルチーム。通常3〜9人。スプリント内で完成品を届ける。
バックログから今スプリントで実装する機能を選び、タスクに分解する。
「昨日やったこと・今日やること・ブロッカー」を全員で共有。朝会とも呼ばれる。
完成した成果物をステークホルダーにデモ・フィードバックを得る。
チームのプロセスを振り返り「次のスプリントで改善すること」を決める。
アジャイルは「開発の考え方・思想」であり、スクラムはアジャイルを実践するための「具体的なフレームワーク(ルール・役割・イベントの定義)」です。他にカンバン・XP(エクストリームプログラミング)・SAFe等もアジャイルのフレームワークです。
スクラムは「スプリント」という時間のボックスでチームが動きます。カンバンはタイムボックスなし・WIP(仕掛かり作業)制限でフローを管理します。スクラムは新機能開発チームに向き、カンバンは運用・サポートのように継続的に来る作業に向いています。
「スプリントを使って開発した経験がある」「デイリースクラムに参加した」「バックログを使って優先順位をつけた」のどれかがあれば、アジャイル/スクラム経験として話せます。自社でスクラムを取り入れていなくても、スプリント的な週次サイクルで開発していた経験も広い意味でアジャイルの実践に近いと言えます。